『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の人物相関図を作成しました。
各登場人物についてもキャラクター同士の関係性など一人ずつ解説しています。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の2年前の部隊となる『機動戦士ガンダムSEED』の世界は、『機動戦士ガンダムSEEDの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説』で紹介しています。本記事を読む前に、読んでいただくとより世界観が分かりやすくなりますよ!
目次
- 1 機動戦士ガンダムSEED DESTINYの人物相関図
- 2 機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物・キャラクターの一覧を解説
- 2.1 シン・アスカ CV:鈴村健一
- 2.2 レイ・ザ・バレル CV:関俊彦
- 2.3 ルナマリア・ホーク CV:坂本真綾
- 2.4 ギルバート・デュランダル CV:池田秀一
- 2.5 タリア・グラディス CV:小山茉美
- 2.6 ミーア・キャンベル CV:田中理恵
- 2.7 メイリン・ホーク CV:折笠富美子
- 2.8 イザーク・ジュール CV:関智一
- 2.9 ディアッカ・エルスマン CV:笹沼晃
- 2.10 キラ・ヤマト CV:保志総一朗
- 2.11 アスラン・ザラ CV:石田彰
- 2.12 ラクス・クライン CV:田中理恵
- 2.13 マリュー・ラミアス CV:三石琴乃
- 2.14 ムウ・ラ・フラガ CV:子安武人
- 2.15 アンドリュー・バルトフェルド CV:置鮎龍太郎
- 2.16 ミリアリア・ハウ CV:豊口めぐみ
- 2.17 ステラ・ルーシェ CV:桑島法子
- 2.18 スティング・オークレー CV:諏訪部順一
- 2.19 アウル・ニーダ CV:森田成一
- 2.20 ロード・ジブリール CV:堀秀行
- 2.21 カガリ・ユラ・アスハ CV:進藤尚美
- 2.22 ユウナ・ロマ・セイラン CV:野島健児
- 3 まとめ
機動戦士ガンダムSEED DESTINYの人物相関図
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は『機動戦士ガンダムSEED』の続編となりますが、主人公がキラ・ヤマトからシン・アスカに変わります。
そして、シン・アスカはザフト軍のパイロットで、昔キラ・ヤマトに協力したアスラン・ザラを隊長としてアークエンジェル部隊と戦闘を繰り広げていきます。
途中で、キラ・ヤマトが中立軍として重畳したことで、人間関係が大きく変わります。
そんな、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の世界を魅力的にしてくれるキャラクター達を詳しく紹介します。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYの登場人物・キャラクターの一覧を解説
シン・アスカ CV:鈴村健一
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
黒髪のサラサラな髪に、深紅の瞳を持つ「シン・アスカ」は、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』における主人公。
第2世代のコーディネーターであり、アスラン・ザラと同じく「SEED」という特別な資質を持っている男の子です。
その類まれな能力を戦闘に発揮し、ザフト軍ではエースパイロットとして活躍をします。
彼の両親と妹はオーブの戦闘に巻き込まれ、無残にも目の前で死を遂げてしまいます。
この出来事がシンを突き動かす行動原理となっており、またキラへの因縁へと発展していくのです。
シンは、ガンダムシリーズ史上1番といえるほど特殊なキャラクターでしょう。
なぜなら家族を失った悲しみから深いトラウマを抱え、PTSDという精神疾患を抱えているからです。
一方でその暗い過去自体が自身の原動力ともなっているため、戦闘中は主人公とは思えぬほど激情するような場面が多数登場。
強情で素直じゃない性格には年頃の少年さがあり好感を抱きますが、戦闘中のシンからは狂気すら感じます。
シン・アスカは、過去にとらわれすぎているから戦闘になると怖いよね。特にフリーダムガンダムとの戦闘になると、相手を倒すことだけにこだわるからもう戦闘マシンみたいに見えるよ。
レイ・ザ・バレル CV:関俊彦
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
キリっとした目つきに、白金の長髪が美しい「レイ・ザ・バレル 」。
一見すると女性っぽい外見をしていますが男性です。
ザフト軍の最新鋭戦闘母艦ミネルバに所属をしている赤服パイロットで、シンやルナマリアとは士官学校時代の同期ですが、彼らに比べてレイはひと際大人びた雰囲気を感じさせます。
彼は、ラウ・ル・クルーゼと同じく、ムウ・ラ・フラガの父親アル・ダ・フラガのクローンとして生み出された存在です。
そのため、自分やキラ・ヤマトのように人工的に作り出された存在に対し、自然の摂理からは逸脱したものとして否定的な考えを持っています。
そんな自分を普通の人間と同じように育ててくれたギルバート・デュランダルのことをとても敬愛しており、劇中では「ギル」という呼び名を使います。
同士であり友人としても親しいシンには戦闘方法などをアドバイスすることで、シンとキラが五角に戦えるよう強いサポート役ともなっているのです。
キラ・ヤマトが戦ったラウ・ル・クルーゼに似ているキャラクターだよね。やっぱり作られた完全体というのが本人気になるみたい。
ルナマリア・ホーク CV:坂本真綾
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
濃いピンク色の髪に可愛らしいルックス、そして二―ハイソックスという服装から男性ファンも多い「ルナマリア・ホーク」。
メイリン・ホークの実姉であり、コーディネーターの第2世代。
天真爛漫さが目立つ彼女ですが、シンと同じ赤服を着るエリートパイロットです。
エクステンデッドの1人であるステラともモビルスーツを使った互角の戦いを見せることからも、彼女の操縦士としての腕前は確かであることがわかります。
今作の才色兼備と言えるヒロインを確立しているキャラクターです。
ルナマリアはギルバートに焚きつけられ、途中より船内に合流したアスランへの不信感を募らせていきます。
船にいづらくなったアスランは逃亡を図るのですが、ルナマリアの妹メイリンの一緒だったことからひどくショックを受けるのでした。
しかし、このことをきっかけにしてシンとの距離が大きく縮まるので、結果オーライというべきでしょうか。
ルナマリアは、赤服でアスランと同じくらい自分の腕に自信を持っているよね。でも、アスランとシンとのトライアングルが怖いかも…。
ギルバート・デュランダル CV:池田秀一
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
黒くパーマがかった長髪に、鋭い赤い眼光を持つ「ギルバート・デュランダル」は、亡きパトリック・ザラに代わり、新しくプラントの最高評議会議長に就任。彼は表面上は平和主義を謳っており、プラントと地球連合軍の融和に導こうとしています。
その政治思想は、地球に住む人の支持を集める程でした。
平和を臨む彼の思想には嘘はないものの、それを実現させるやり方が過剰であったことで終盤キラとの対立を明確にします。
ギルバートは過去に遺伝子工学を研究していた立場にあり、遺伝子操作こそが人類の本質的幸福の末路という偏った考えを持っていました。そして、崇高な政治思想の裏で自らの考えを実現しようと暗躍をしていたのです。
ギルバートは常にシンの背中を守るような立ち位置にいますが、それはシンの特異的な遺伝子情報を手中に収めるための行動にすぎません。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のラスボスに位置づけられる存在です。
前作のラウ・ル・クルーゼのような悪人面でないことや、政治思想は1つの真実であることで、キラと対立関係にあるものの根っからの悪役というイメージではないかもしれません。
ギルバート・デュランダルは、政治家としてふさわしい人なのかもしれないけど考え方が行き過ぎていたね。もし、キラ・ヤマトの考えも受け入れていたらもっといい世界を作れたのに!
タリア・グラディス CV:小山茉美
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
金髪の髪に、前に突き出したえりあしが特徴的な「タリア・グラディス」。
ザフト軍の戦艦ミネルバの艦長を務めています。
そして一児の母親でもある彼女。
キラに追い詰めれる形となったギルバートをに添い遂げるため、崩落する要塞メサイアで最期を遂げます。
この際立ち去るキラに対して、男の子いるから会ってほしいとセリフを残しています。
実はこの子供は、ギルバート・デュランダルではなく別の男性との間にできた子供です。
2人が結ばれなかった理由としては、遺伝子配列上2人のあいだでは第3世代のコーディネーターを生むことができす、プラント上の法律規定に基づきそのような場合は婚姻できないとされていました。
しかし、タリアは子供を望んでいたためギルバートではなく、別の男性を選んだのだそうです。
また、劇中ではシンやレイなどの若いパイロットの上に立つ立場として組織をまとめる役に徹しており、軍人らしい描写も多くありました。
ダリアは、ギルバードとレイのお母さん的存在だったよね。まるで家族のように最後を遂げるし、彼女の本心はどこにあったんだろうね
ミーア・キャンベル CV:田中理恵
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
ピンク色の長髪に、アイドルらしい可愛げなコスチュームを身にまとっている「ミーア・キャンベル 」。
その外見はあの前作のヒロイン、ラクス・クラインに瓜二つです。
それもそのはず彼女はギルバート・デュランダルによって意図的に用意された影武者だったので、整形によってラクスそっくりになっていたのです。
ラクスの失踪後、政治的なプロパガンダの役割としてミーア・キャンベルはラクスの代わりに起用されていました。
ミーアはラクスの不在を悟られぬよう本人になりきりますが、一部ファンからは安っぽいアイドルと揶揄されており少しかわいそうな部分も否めません。
そんなミーアは性格としては、かなり大胆。
彼女は個人的にアスラン好意を抱き、なんとあろうことか夜這いを試みます。
しかし、これをそっけなくアスランにあしらわれ失敗に終わってしまうのでした。
彼女は最後死を遂げてしまい、物語を通してみても恵まれたキャラクターとは言えないのですが、作品の華として彩を与えてくれているという意味で重要な役を担っています。
ミーアは、ギルバートが用意したプラントの姫ラクスのそっくりさんなんだよ。でも、ラクス本人が正体をあらわにしたことにより用済みになるからかわいそう。
メイリン・ホーク CV:折笠富美子
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
色鮮やかな赤い色に、ツインテールでまとめた髪が特徴的な「メイリン・ホーク」。
普段はツインテールの彼女が髪をほどいて長髪姿を見せた時、そのあまりの大人っぽさに心を打たれたファンも多いのではないでしょうか。
ルナマリア・ホークの妹で、彼女もミネルバの管制官をしています。
メイリンは物語自体に大きな影響力を持つキャラクターではないものの、アスランの恋の行方を混戦させるメンバーの1人となりました。
序盤はそこまで目立つ存在ではないメイリンですが、ギルバートに命を狙われるアスランを自身の部屋でかくまって隠したり、後にアスランと一緒に逃亡劇を見せるたりすることで、急速に関係を縮めていきます。
そして、アスランとザフトを後にした彼女はキラ達の仲間に加わり、最後まで戦うことになるのです。
アスランに振り回されてる感あるけど、彼女自身が望んだことなんだよね。そして、いざとなるとルナマリアと同じく行動力は高いね。
イザーク・ジュール CV:関智一
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
綺麗に切りそろえられた銀髪にきりっとした目つきが特徴。
前作の『機動戦士ガンダムSEED』で地球連合軍とプラントの間に停戦条約が結ばれた後一度軍を退任しますが、のちにギルバートの好意で軍に復帰します。その後、一隊をまかされ指揮官となった彼は赤服から白服に昇格。
しかしながら、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、第2期・第3期とまったく出番がありません。
『機動戦士ガンダムSEED』からのファンからすると寂しいことではありますが、前作通り沈着冷静に物事を判断するクールさは健在です。
指揮官という立場から戦局が自分たちに向かないこと悟り、戦闘においてはもっぱら後方支援に出ます。
また、ギルバートを裏切らないにしても、彼の偽善的な好意にはきっぱり見切りをつけていくなど自らを一貫する姿勢はずっと持っているようです。
『機動戦士ガンダムSEED』のころに比べると大人の考えになった感じするよ~。特に、アスランにすぐに協力するあたり、昔の固い考えがなくなっているよね。
ディアッカ・エルスマン CV:笹沼晃
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
金色のパーマのかかった髪に焼けた肌が特徴的な「ディアッカ・エルスマン」。
前作『機動戦士ガンダムSEED』ではミリアリアと恋人関係になり、キラ達と同じ陣営で活躍を見せた彼ですが、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではプラント籍に戻ることになるのです。
その後、ザフトにはジュール隊に配属となり、イザークと再会を果たします。
『機動戦士ガンダムSEED』から2年後の世界が描かれている『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ですが、ディアッカはシンたちの前で見事な戦闘ぶりを披露し、操縦士としての豪傑ぶりを彷彿させる場面もありました。
気になるミリアリアとの恋の行方は、なんと彼ら2年の間に破局してしまったそうです。
理由としては、「ミリアリアが戦場カメラマンとなり、常に危険な環境で仕事をすることにディアッカが良しとしなったから」とのこと。
全く異なる環境から惹かれ合った2人であったので、ファンからはうまくいってほしかったという声が聞こえてきそうですね。
ミリアリアとディアッカは、いい感じだったのに残念だよね。でも、2年経っても「グレイト」という彼らしいセリフが聞けるからファンとしては嬉しいかも。
キラ・ヤマト CV:保志総一朗
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
前作ガンダム『機動戦士ガンダムSEED』の主人公。
前作では、果てしなく続く戦争を自身の苦悩と葛藤の末に停戦させました。
しかし束の間の平和に陰りがみえ、世界は再び戦争への道を歩もうとしていました。
キラは、1人でも多くの命を救うため再び参戦する道を選びます。
戦争が熱を帯びていくごとに起こるアスランとの対立や、両親と友人の仇として執拗に攻撃を仕掛けてくるシンの存在から、「自分が戦いに介入することで、不必要な犠牲が生まれているのではないか」というジレンマに陥ります。
しかし世界が混迷し戦いが途絶えずとも、1人の人間として明日を生きていくという確固たる信念はレイ・ザ・バレルをも突き動かし、ギルバートを追い詰めるまでに至ります。
今作の主人公はあくまでもシンですがキラの登場頻度は極めて多く、物語の鍵を握る存在でもあるため第2の主人公と言っても過言ではないでしょう。
前作から2年経っているけど大人になっているよね。そして、対峙してくるシンはまるでキラの2年前の姿を思い出させてくれるから表裏一体だね!
アスラン・ザラ CV:石田彰
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
『機動戦士ガンダムSEED』の大戦後は、キラたちと共にオーブで暮らしていたアスラン。
後にギルバートとの出会いを通してザフト軍に復隊します。
この結果、アスランはシンやルナマリアらの上官に任命され、プラント陣営として活動を始めます。
戦争によって再びキラと敵対することになったアスランですがキラへの友情が断ち切れず、旧知の親友か近場の戦友を取るかのはざまで揺れ動きます。
しかし、その煮え切らない態度がシン達の中で不信感へと発展しザフト軍内で孤立をしてくことに。
また、その状況にギルバートからも見限られる形となり完全に立場をなくしてしまうのでした。
しかしザフト軍の戦闘母艦ミネルバ内でメイリンと出会うことで彼女が大きな味方となり、ザフト軍から逃げることに成功し、キラ達がいる陣営に合流を果たします。
前作のカガリの時もそうでしたが、アスランは女性の存在自身の立場を振り回されている印象が否めません。
何が正しくて、何が間違っているのか、を今回はアスランが戦場で体験しているよね。結果的に、ザフトの考えについていけずキラのところに戻ったのは「運命」だったのかな。
ラクス・クライン CV:田中理恵
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
前作ではアイドルとしてプラント国民から人気を博し、キラの後ろ盾として停戦に貢献した「ラクス・クライン」。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、ギルバートの施策によりミーアという自身の影武者がでてきたことによって、より戦いの核に踏み込んでいくことになります。
ラクスはギルバートの思惑を阻止するために、モビルスーツの戦闘指揮やエターナルという母艦での戦闘命令など戦いの場で重要な役回りを担っています。
前作のアイドルキャラより一戦闘員としての要素が色濃く反映されているため、一層心強い印象を受けるでしょう。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のラクスは、エターナルを率いる戦乙女って感じだよね。特に、ギルバートの考えている世界をそのまま進ませないために再び戦場に出たのはカッコよかったかも♪
マリュー・ラミアス CV:三石琴乃
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
これまで戦闘母艦アークエンジェルの艦長となり、キラの上官としても頼れる存在となっていた「マリュー・ラミアス」。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、戦争を食い止めるべくラクスとキラと共に参戦し、再びアークエンジェルの艦長の座に就きます。
劇中では、キラがアスランとの対立に悩んでいるのを幾度となく励ます姿がとても印象的でした。
元より人間味のあるキャラとして定評があったものの、より母性的な優しさを感じられるシーンが多い今作。
同じキャラでも違った印象を感じさせてくれるのも興味深いです。
また記憶を失ったムウ・ラ・フラガにそれでもなお寄り添う彼女の姿からは、ムウを愛する強い気持ちが2年経ってもなお残っていたことを証明する瞬間でした。
2年経ってもマリューは変わらないよね。特に、キラが悩んでいた時に背中を押したシーンはお母さんみたいだったよ!
ムウ・ラ・フラガ CV:子安武人
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
地球軍、プラント軍の最後の戦い第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にて戦闘中帰らぬ人となった「ムウ・ラ・フラガ 」。
しかし、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では仮面を付けた謎の兵士「ネオ・ロアノーク」として登場します。
大戦後、ブルーコスモスによって身柄を確保された彼は記憶操作を施され、ファントムペインという組織の指揮官に。
その後キラ達のアークエンジェルやシンとのミネルバと交戦をしていく中で過去の記憶が交錯し始め、最終的にはマリュー・ラミアスの助けによりかつての自分を取り戻します。仮面を付け長髪姿で登場をしますが、声自体はムウの特徴的な低い声そのものだったのですぐに勘づいたファンも多いはずです。
やっぱりムウを救うのはマリューだよね。2年かかったけど、元の場所に戻って良かった!
アンドリュー・バルトフェルド CV:置鮎龍太郎
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
前作の最後の戦いではアークエンジェルやキラと激しい戦闘をした繰り広げた「アンドリュー・バルトフェルド」。
キラが操縦するストライクガンダムとの一戦で敗北し、最愛の恋人アイシャとともに死亡したかと思われていました。
しかし左目、左腕、左足を失いながらも奇跡的な生還を果たしています。
前作大戦後、彼もまた亡命し身をひそめて暮らしていましたが、プラントでの大規模な戦争を予感し再び戦場へ。
彼はエターナルの戦闘母艦に乗り、かつての敵であったキラとも協力関係になります。
もともとダンディーなキャラではありましたが、左目の傷が歴戦の経験を感じさせることでより男前な雰囲気が増長されています。
劇中では、キラにストライクフリーダムを届ける重要な役割を担っているんだよ!もちろん、渋い声も健在で、前作から見ている人は思わずニヤリだね♪
ミリアリア・ハウ CV:豊口めぐみ
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
前作では、アークエンジェルの管制官として活躍を見せた「ミリアリア・ハウ」。
大戦後は軍人とは違う方法で平和に貢献したいと、戦場カメラマンへ転職をしていました。
しかしこのことが原因となり、ディアッカを振ることになったそうです。
プラント間の情勢が悪化したことを受けて再びアークエンジェルの管制官へとシフトしていきます。
元恋人のトールを殺したアスランとの関係ですが、ディオキアの町で偶然出会ったことをきっかけに彼をキラやカガリと会うために取り計らうほどの仲です。
ディアッカやアスランのことからわかるように、彼女は過ぎた過去のことは潔く水に流す性格なのかもしれませんね。
かつての恋人を撃ったアスランを許すなんてすごくつよい女性だよね。2年後は、戦場カメラマンの道を選んだのは何故かな。
ステラ・ルーシェ CV:桑島法子
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
金色の髪の毛に、どこか切なげな表情が個性的。ヒロインの1人でもある「ステラ・ルーシェ」。
彼女はしゃべるのがままならない様子で、シンと初めて会ったときも彼の一挙一動を不思議そうに眺めていました。
それもそのはず、彼女はファントムペインの組織の中で、人工的に能力を強化されるエクステンデッドというプログラムにおいて「最適化」を受けていたのです。これにより、普通の人間としての機微が備わっていません。
ステラは最適化による身体への負担とキラが乗るフリーダムとの戦闘の中で、最後はシンの腕の中で死を迎えてしまいます。
彼女はシンと何度も心を通わせる間に人間らしい姿となっていくのですが、自身の死によってシンとキラの関係を明確に分かつことになった悲劇のヒロインといえるでしょう。
戦争のために作られた存在ってどこにでもあるんだね。最後は、シンに抱かれて亡くなったのは良かったけど、あまりにもかわいそうな気がするよ。
スティング・オークレー CV:諏訪部順一
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
薄緑色の短髪に色白の肌をもった少年「スティング・オークレー 」。
彼もまた、ステラと同じ強化人間エクステンデッドの1人で、ステラとアウルとは仲が良く共にバスケをしたり、1人はぐれたステラを探しに行ったりするなど、3人の中の兄貴分のような存在です。
頼れる冷静な彼でしたが物語が進み、最適化の勢いが増していくと2人の記憶すらも曖昧となり、そのキャラクターは変貌していってしまいます。
最終的には記憶の操作と薬物の過剰投与によって精神が崩壊し、狂人へと姿を変えていってしまうのでした。
そんな彼は戦争の道具として最期まで戦わされたあげく、シンが操縦するデスティニーガンダムとの戦闘によってコックピットごと破壊されるという壮絶な最期を迎えます。
エクステンデッドというプログラムがなければ爽やかな青年になっていたよね。戦争って残酷だよ。
アウル・ニーダ CV:森田成一
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
水色の髪の毛に幼さが残る顔立ちが特徴の「アウル・ニーダ 」。
強化人間のエクステンデッドの1人で、エクステンデッドは戦闘用に身体能力が強化されていますが、彼は中でも高い戦闘能力の持ち主ではないかと思われます。
プラントの軍事衛星であるアーモリーワンに潜入し、モビルスーツ強奪作戦の際には華麗な銃捌きをみせ、後ろにいる敵を見ることなく打ち倒すという芸当もできるほどです。
普段は愛くるしい表情をしていますが、戦闘になると冷酷な表情に一変します。
そして、ザフト軍ミネルバを窮地に追い込む戦いぶりを見せています。
劇中の最後までデストロイガンダムに乗るなどして、最後まで戦った3人のうちの1人だけど。戦争がなかったら、別の道で力を発揮しそうなキャラクターだよね。
ロード・ジブリール CV:堀秀行
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
銀色の短髪に鋭い目つきを持っている「ロード・ジブリール」。
ルーコスモスの盟主であり、反コーディネーター組織として、世界を裏で操る軍産複合体「ロゴス」として活動します。
彼は本作におけるギルバート・デュランダルと並ぶ黒幕の1人で、ムウ・ラ・フラガ の記憶を操作した張本人でもあります。
普段は紳士的な態度で落ち着いた雰囲気を出していますが、かなりヒステリックな性格なようでギルバートにロゴスの正体を見破られた時には普段からは考えられないような驚き方をして視聴者を沸かせました。
彼はコーディネーターへ反逆するために思惑を張り巡らせますが、ギルバートによってロゴスの目的を世界へと明かされてからは命を追われる身に。
合計で3回もの逃走に成功するロードですが、最期は追手に捕まり死を迎えます。
最後まで自分のことしか考えない人だったよね。ギルバートと違って、本当に黒幕で嫌われキャラクターだったんだよ
カガリ・ユラ・アスハ CV:進藤尚美
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
キラの双子の姉弟であり、オーブ連合首長国代表首長及びアスハ首長家当主。
今作では亡き父に代わり一国のリーダーとなった彼女は政治家として、また1人の人間としても大きく成長を見せていきます。
当初カガリは周囲の人間の都合や声に押し負けてしまい、自分の意見を主張できずにいました。
その結果、アスランを捨て親が決めた相手ユウナとの結婚を進めたり、オーブ首脳陣らへ自身の意見を押し通せず、シンにそれを咎められたりという経験をしていきます。
しかし、終盤では国の政治基盤を担っていた重役達が戦死しながらも強いリーダーシップを発揮し、国をまとめていくことに成功。
また、ギルバートの「デスティニープラン」にもいち早く国として反対意見を出し、政治的発言力を強めていくのでした。
前作ではキラやアスランに守られることの多かった彼女ですが、1人の人間として自立した姿が魅力となっています。
カガリは、2年前に比べて成長したよね。でも、自分で決めることができない弱さは残ったままで、変わらない安心感があるかも。
ユウナ・ロマ・セイラン CV:野島健児
出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」公式サイト
薄紫色に長く伸びた襟足が特徴的な「ユウナ・ロマ・セイラン 」は、オーブ連合首長国を治める5大氏族のセイラン家の出身。
彼は紳士的な男に見えますが、その正体は父親の権力を盾にして自身の傲慢さや弱さを隠そうとする臆病者です。
政治的な目的のためにカガリと結婚しようとしますが、キラによってカガリを連れ去られ結婚式は白紙となります。
カガリが連れ去られたあと事実上国のトップとなった彼は政治主導を行っていきますが、その判断は的外れなものばかりで、しまいにはオーブを戦渦に巻き込む事態となっていきます。
彼は人としても政治家としてもダメっぷりを発揮し、ファンからの評価はかなり辛辣。
あえて褒めるとすれば、彼自身の存在が物語全体にユーモラスを与えており、見ている側をくすっとさせてくれる点ではないでしょうか。
最後は、カガリに命乞いとか許せない!自分でやったことの責任は取ってほしいよね。
まとめ
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の相関図および登場人物同士の関係についてまとめてみました。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は、後半から大きく人間関係が変わります。
主人公のシン・アスカ中心に進んでいたと思ったら、キラ・ヤマトがメインになるなど、オーブとザフトの視点で語られる前作にない話の作り方です。
そのため、アニメを楽しむためには人物相関図をしっかり把握しておくことが欠かせません。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の話の中で、ブレイク・ザ・ワールド(ユニウスセブンが地球に落下するという事件)が起こるのですが、その時に並行して起こっていたもう1つのガンダムSEEDシリーズの『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』をより深く知るためにも、『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZERの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説』もあわせて読んでおくとより楽しめますよ♪
「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」が、『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』が終了してから約15年の時を経て再びプロジェクトがスタート。
ファンの中で期待していた「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」の劇場版がついに実現か!
詳しくは、公式チャンネルの『『GUNDAM SEED PROJECT ignited』始動!実物大フリーダムガンダム立像 オープニングセレモニー』で確認してください。
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