『葬送のフリーレン』は2020年から、山田鐘人先生(原作)とアベツカサ先生(作画担当)のコンビによって週刊少年サンデーで大人気連載中の漫画作品です。
2021年漫画大賞など、多くの賞も受賞されており「泣けるファンタジー作品」とまで呼ばれ、大きな話題となりました。
2023年9月末での金曜ロードショー枠を皮切りにテレビアニメ1期が放送開始され、2024年1月からは第2クールとして「一級魔法試験編」が放送中です。
本記事ではリヒターの性格や彼が使う魔法の強さや弱点などを解説。
さらには、リヒターが今後の展開で再登場する可能性や実際に再登場を果たした時に”最も求められる役割”についても迫ります。
本作品の人物相関図は「葬送のフリーレンの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
目次
リヒターとは
リヒターは二級魔法使いの男性です。
フェルンやフリーレン達と同じく一級魔法試験を受験するため、魔法都市オイサーストの試験会場に現れました。
一次試験ではデンケンやラオフェンと同じ”第13パーティー”としてフリーレンたちの第2パーティーに奇襲を仕掛けた上で交戦しています。
ラオフェンの魔法や強さ、デンケンとの関係性については『【葬送のフリーレン】ラオフェンの魔法と強さ | デンケンの孫ポジに立てた理由』の記事で紹介しているので、こちらも参照ください。
リヒターの年齢や家族・過去について
綺麗に揃ったショートヘアと薄く生えた顎髭が特徴的なリヒターですが、正式な年齢や家族、過去については明かされていません。
それでも人間であることと身長や容姿を見る限り、リヒターの年齢は「20代前半〜半ば程」と思われます。
(少なくとも30代前半であろうザインよりは若いはずです)
また、リヒターはオイサーストで魔道具店を営んでおり、こちらを本業として生計を立てていることで街の住民たちからも親しまれているようです。
このような生活を送ってきたのには、リヒター自身が経営する魔道具店が「両親の後を継いだためであること」に加えて、親子代々続けているお店だからこそ、住民たちからの信頼も厚いとも考えられます。
ザインの年齢や過去、強さや再登場の可能性については『【葬送のフリーレン】ザインの年齢や過去・声優 | 能力と強さ・再登場の可能性』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
リヒターの性格 | 真面目で合理的だけど生意気な一面も
街での商売で生計を立てている関係もあり、リヒターは基本的には「真面目であると同時に合理的な性格の持ち主」です。
一次試験では自身の魔法で”高い土の壁”を作り分断しながら、デンケンとフリーレンを完全な1対1の状態で戦わせました。
この行動には自分(リヒター)ではフリーレンには敵わないことを把握していた上、<span class="bold”>デンケンがフリーレンとの戦いを望んでいたことも理解していたことによって起こした行動です。
さらに二次試験で”ゼンゼの複製体”から受けた奇襲によって重症を負わされた瞬間、ラヴィーネにも声をかけた上で試験を辞退することにより、自分たちの命を優先する形で守りました。
そのため、リヒターもラヴィーネと同時に残念ながら二次試験で脱落したことで不合格という結果に終わりましたが…
それでも今の自分たちに勝ち目のない相手(ゼンゼの複製体)に無謀に挑んで試験どころか人生そのものを終わらせてしまうよりは、次の試験で再び挑戦する方が正しい判断ですからね。
その一方で、一次試験で共に戦うデンケンに対して“生意気な態度や話し方”をする一面も垣間見られます。
リヒターがデンケンに対して”老いぼれ”などと平気で口にする一方、デンケンからも”若造が”と軽く返されています。
ゼンゼの強さや魔法、ユーベルとの相性については『【葬送のフリーレン】ゼンゼの年齢と髪 | 強さや能力・ユーベルとの相性』の記事で紹介しているので、こちらも参照ください。
デンケンの強さや魔法、妻やマハトとの過去は『【葬送のフリーレン】デンケンの年齢や魔法 | 妻やマハトとの過去』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
リヒターの声は声優「花輪英司さん」が担当
リヒターの声を担当している声優さんは「ケンユウオフィス」に所属する花輪英司さんです。
花輪さんは三ツ矢雄二さんや富山敬さんの洋画での吹き替えが芝居の基になっていると仰っております。
テレビアニメでは1999年に放送された『魔術師オーフェン Revenge』で声優デビューを果たされました。
花輪英司さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『ULTRAMAN』遠藤庸介役
- 『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』アイアンマン役
- 『ルパン三世 PART Ⅳ』浦賀航役
- 『無限の住人』黒衣鯖人役
リヒターの強さと魔法能力・弱点について
リヒターは「バルグラント(大地を操る魔法)」を駆使して戦うタイプの魔法使いであり、その魔法の脅威さを一次試験でのカンネ&ラヴィーネ戦で披露しています。
また、リヒターには魔法や戦闘以外での非常に役立つ能力があることも判明しています。
リヒターが使う”大地を操る魔法”は攻防一体の強さを誇る
リヒターが使う「バルグラント(大地を操る魔法)」の強みは「大規模な地面の分断および隆起が可能であること」に加えて「地面そのものを盾のように変形させて防御もできる点」にあります。
一次試験でのカンネ&ラヴィーネ戦では魔法で大規模に隆起させた地面で2人を上空へと突き飛ばした上、ラヴィーネが放ってきた凍結魔法をリヒター自身が作り出した“地面の盾”で完全に防いだことにより、攻防一体な強さを誇ります。
リヒターの弱点 | 水を操るカンネとの相性が最悪だった?
リヒターの魔法には圧倒的な質量を誇る点も1つの強みですが、その一方で致命的な弱点も判明しています。
土を操る魔法において、カンネのような「水を操る魔法を使う者との相性が最悪」であり、ラヴィーネの凍結魔法とは違ってカンネの魔法で放たれてきた“大量の水”までは防ぎきれずに倒されることで敗北させられました。
カンネの強さや魔法、ラヴィーネとの友情や連携については『【葬送のフリーレン】カンネの声優・魔法能力と強さ | ラヴィーネとの連携や友情関係』の記事で紹介しているので、こちらも参照ください。
ラヴィーネの強さや魔法、カイネとの友情や連携については『【葬送のフリーレン】ラヴィーネの魔法能力と強さ | 家族構成やカンネとの友情関係』の記事で紹介しているので、こちらも参照ください。
リヒターの本当の能力は魔道具の修復でこそ発揮される
魔法や戦闘能力ともに人間の魔法使いの中では中位ほどの強さをもつリヒターですが、自分が経営する「魔道具の修復」こそが能力の真価であると思われます。
原作56話でバラバラに損壊した“フェルンの杖”をいとも簡単かつ短時間で修復してくれた上、その杖に少し触れただけで「手入れの届いた良い杖であること」まで一瞬で見抜いています。
そのため、リヒターの高い修復能力や鑑定能力は、フリーレン達でも持ち得なかった“リヒターならではの大きな強み”とも捉えられますね。
フェルンの魔法能力の強さやシュタルクへの想いは『フェルンの魔法・強さはフリーレンより上? | シュタルクとの恋愛や結婚について』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
リヒターの再登場時の地位や立ち位置について
カンネやラヴィーネと同じく、一級魔法試験の終了後から出番がない状態が続いているリヒターですが…
今後の展開次第ではリヒターが再登場できる可能性もゼロとは言い切れません。
ここでは、リヒターが再登場する可能性や立ち位置などについて予想してみます。
リヒターも再登場時には一級魔法使いに昇格している?
フェルンやフリーレン達と一緒に受けた魔法試験では残念ながら不合格で終わってしまったリヒターですが、それでも一級魔法使いの特権を諦めきれず、3年後に再び試験を受けることをデンケンやラオフェンにも強い決意を表明しています。
その時にデンケンからも「3年後のリヒターは今より強くなっている」とまで言わせた程のお墨つきです。
そのため、次の試験では本当に合格して「一級魔法使いの仲間入り」を果たす可能性も高いです。
リヒターの再登場時の役割は戦闘でなく修復?
仮に一級魔法使いとなったリヒターが再登場を果たした場合、更に強力となった「バルグラント(大地を操る魔法)」で強い魔族たちを倒す勇姿にも期待したい読者も多いかと思いますが…
リヒターの場合は、先にも触れた“修復能力”の方が貴重とされていくのではないでしょうか?
今後はマハトやソリテールと同等かそれ以上の強さや魔力をもつ大魔族(または復活する可能性のある魔王)との死闘の中で、再びフェルン達の杖を損壊させられる可能性もあり得ますし、高い魔力を誇るフェルンやフリーレンも自分の杖を使えない状態では「ゾルトラーク(魔族を殺せる魔法)」も使えなくては勝てる戦いも勝てなくなります。
このように現在(コミック12巻まで)や今後の展開も見据えた上で、リヒターには“仲間たちの杖の修復”や“防御魔法を使った広範囲な壁役”などのサポート役に徹してもらえる方が更なる活躍や見せ場などにも恵まれそうな感もありますね。
黄金郷のマハトの強さや魔法、デンケン達との過去や最期は『【葬送のフリーレン】黄金郷のマハトの魔法と最期 | デンケン達との長い過去』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
ソリテールのかわいい魅力や強さ、研究の理由や結果については『ソリテールのかわいい魅力 | 魔力や強さはフリーレンよりも上?研究の理由や結果について』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。
まとめ
今回はリヒターの性格や彼が使う魔法の強さや弱点などを解説しました。
彼が使う魔法の質量の多さはカンネの魔法にも負けない程の高いインパクトを見せてくれましたが…
一級魔法試験ではカンネの使う魔法との相性が悪過ぎたことが災いしてしまいましたね。
それでもめげないリヒターであれば次の試験でこそ一級魔法使いに昇格している可能性も高い上、今後は壁役や修復役としてフリーレン達の大きな助けとなる立ち位置となってくれる勇姿にも期待したいところです。
本作品の全巻ネタバレの詳細は「【葬送のフリーレン】原作の全巻ネタバレ解説 | 謎や伏線回収なども考察」の記事を参照ください。
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