『チェンソーマン』は藤本タツキ先生により描かれた大人気漫画作品であり、第1部(公安編)が2019年から2021年にかけて週刊少年ジャンプで連載されました。
そして、多くのファン達から待ち望まれてきた第2部(学校編)も2022年から少年ジャンプ+で連載中です。
さらにMAPPA制作によるTVアニメも分割2クールとして放送開始されており、第1クールが2022年10月から12月に放送され、続け第2クールも2023年に放送開始される予定です。
本記事では、ヨル(戦争の悪魔)の強さや能力、弱体化の原因、さらに目的を紹介。
さらに、キガ(飢餓の悪魔)やマキマ(支配の悪魔)との関係性にも迫ります。
本作品の人物相関図は「チェンソーマンの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

ヨル(戦争の悪魔)とは
ヨル(戦争の悪魔)は第2部(学校編)の初回となる98話から新登場したキャラクターです。
同じ回でクラスの委員長に殺されて死亡した三鷹アサを“契約”という条件つきで復活させました。
三鷹アサとの契約で人間社会に復帰した
三鷹アサが委員長が契約していた正義の悪魔の能力で殺された瞬間をヨル(戦争の悪魔)も“鳥の姿”で見ていました。
(この鳥は”タチヨタカ”という種類のようです)
そして契約したばかりの肉体を乗っ取っては自分の能力を使い、田中先生と委員長を速攻で抹殺してしまいます。
その後は“アサの脳の半分”を支配する形でアサを生き延びさせながら、ヨルの方も自分の好きな時にアサの身体を乗っ取って行動できるようになりました。
本来ならば、ヨルがやろうとすればアサの脳を完全に支配してしまうことも可能でしたが…
ヨルの方も「人間社会に馴染むため」という目的により、普段はアサの意思で行動(通学など)をさせています。
三鷹アサに関する詳細は「【チェンソーマン2部】三鷹アサが新主人公? | 過去と契約悪魔(ヨル)・デンジ脊髄剣を作る方法」の記事をご覧ください。

契約後は勝手な行動で三鷹アサを振り回す
アサと契約後のヨルは完全に予測不可能な行動で、アサを振り回し始めます。
99話の校門前で出会った吉田ヒロフミを”自分の物(武器)”にしようと閃いた瞬間、アサの身体を乗っ取っては「お前を私の彼氏にしてやろうか?」などと言いながら大胆な告白までしてしまいます。
さらに同じ99話でアサがデビルハンター部の入部試験に出場したのも、アサ自身の意思などではなく…
ヨルに命令されたため、仕方なく起こした行動でした。
それでも、短期間でありながらアサの友達となってくれたユウコとはその試験会場で出会えたため、ヨルの勝手な行動も決して悪いことばかりとは言い切れません。
ただ、ヨルの“乗っ取り”も決して万能とはいえず、契約者(アサ)が恐怖を抱いている時には乗っ取りはおろか、アサの身体を使って行動することも不可能です。
吉田ヒロフミの強さや能力に関する詳細は「【チェンソーマン】吉田ヒロフミの強さと契約悪魔・DV説 | 第二部(学校編)での再登場を考察」の記事をご覧ください。

ヨル(戦争の悪魔)の性格 | 冷酷だけど単純な一面もある
ヨルの性格は一言で片付けてしまうと「冷酷」ですが、時には合理的かつ冷静に判断する時も多いです。
戦闘では自分よりも弱い相手(委員長や田中先生)に対しても容赦なく殺す形でケリをつけます。
しかし、過去の時代から生じた事情によって「自分の弱体化」も理解できており、101話で遭遇したコウモリの悪魔には勝てないことを瞬時に見抜きながらアサに対しても逃げるように指示していました。
また、同じ弱体化においては112話で出会った伊勢海ハルカの方からチェンソーマンであることを名乗り出てきた時にも無謀な戦いを避けるように切り抜けています。
しかし、伊勢海ハルカが見せてきた“胸のスターター”だけでアッサリ信じてしまう点には、かなり単純な一面もあることが分かります。
(ちなみに伊勢海ハルカは偽物でしかないことが、後の115話で明かされました)
伊勢海ハルカに関する詳細は「伊勢海ハルカの正体と契約悪魔 | 偽チェンソーマンとしてユウコを殺した理由」の記事をご覧ください。

ヨル(戦争の悪魔)の過去と目的
ヨル(戦争の悪魔)の正体と目的にはチェンソーマンの存在が大きく関わっています。
過去の時代でチェンソーマンに敗北した
ヨル(戦争の悪魔)は過去の時代で「チェンソーマンとの戦いで敗北したこと」が明かされ、ヨル自身の口からアサにも伝えられています。
そして、この敗北こそが「ヨル(戦争の悪魔)の弱体化の原因」としても大きく関わっているのです。
(弱体化の原因については、後の項目で解説します)
ヨル(戦争の悪魔)の真の目的はチェンソーマン打倒ではない?
ヨル(戦争の悪魔) の目的が「チェンソーマンを倒すこと」と読者たちから認識されがちなようですが、これはあくまでも「真の目的への通過点」でしかありません。
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