ユーリの講義の中で、セイは聖女が使える魔法があることを知ります。魔物を浄化する力がある魔法の実態はわかっておらず、文献もありません。そのため、セイはどのようにして使うのか考えていました。
そんな時、いろいろな人に出会った感謝をしながら薬草を育てていると、身体の中から力があふれ出します。条件は不明ですが、セイは聖女の魔法を発動させることができたのです。
西の森の遠征に参戦する
その後、ホークさん率いる第三騎士団を護衛に、魔物が増えている西の森にセイを伴って討伐に向かうことになります。そこで、セイは主に援護や回復を行い貢献していましたが、瘴気の沼を発見し宿敵サラマンダーが襲い掛かってきます。
セイは聖女の魔法をどうにか発動し、伝説通りに魔物ともども沼を浄化することになり、聖女として噂されることになります。
一方、第一位王子が後継人となったもう一人の聖女候補であるアイラが登場します。
実は、図書館で出会った第一王子の婚約者であるエリザベスとセイは友人同士であり、話の中で「ある女子生徒が他の婚約者がいる男性に近づくのはよくないと注意しても、改善しない」と、悩んでいました。その人物こそがアイラであり、アイラのその時の心情やアカデミーの様子などが描かれています。
召喚されてすぐの右も左もわからない中、必死に生きているアイラは必見です。
しばらくたった後、王宮では第一王子が婚約者のエリザベスと決裂し、アイラを守りセイを偽聖女だと言い張ります。
明らかな失言であったため、周囲はざわめき、ついには王様まで登場してしまい…!?
第一王子とセイとの確執の結末がみられる第2巻でした。
【聖女の魔力は万能ですの3巻ネタバレ】

出典:聖女の魔力は万能です公式サイト
“聖女の魔力”の発動条件とは? ――試行錯誤にも研究にも行き詰まっていたセイに、薬草の聖地への遠征依頼が舞い込んだ。薬師に弟子入りしたり傭兵団長に気に入られたりしてるうち、セイはある手記を見つけ……。
出典:「聖女の魔力は万能です」カドカワBOOKS
聖女として、地方貴族から依頼が急増している魔物の討伐を受けてほしいと言われ護衛役のホークや所長であるヨハンは頭を悩ませます。
しかし、セイは旅の先が薬草の聖地であるクラウスナー領であることを知りがぜんやる気になります。
地方の貴族たちは魔物の大量発生に対し傭兵団を雇うことが常なのですが、クラウスナー領では別の目的もあって聖女を呼び寄せたようで…?
セイはいつも通りポーションを大量に作ったり厨房を借りて料理を振舞っていたりしていましたが、地方貴族たちの思惑通りに聖女の術を完成させますが、その発動条件セイにとってはが厄介で…!?
そして、特産である薬草を植える畑にあることをしてもらうことに…?
4巻発売が楽しみになる3巻の引きになっています。
やはり、3巻までアニメ化するとしたら4巻も抱き合わせないと切れが悪くなってしまいますね。
【聖女の魔力は万能ですの4巻ネタバレ】

出典:聖女の魔力は万能です公式サイト
聖女の魔法の発動条件が発覚!?
聖女の魔法の発動条件に気が付いてしまったセイは、「なぜか」ホークさんの顔がまともに見られません。
しかし、それはそれとして自在に魔法を発動させることができるようになったセイは、クラウスナー領の畑に魔法をかけ、薬草を育てることになります。
そもそも、クラウスナー領の「薬師様」とは聖女のことであり、聖女の魔法を畑にかけ続けたことでクラウスナー領が薬草の聖地としての土壌を手に入れたというのです。
そのことを知っているのはコリンナさんと領主のみでしたが、セイが無事に聖女の魔法を発動させ、畑に魔法をかけたことで聖地として産業を守ることができそうだとホッとしています。
セイ、ついに討伐に参加する
しかし、セイの本来の目的は薬草の聖地となっている森に住まう魔物の討伐です。
自在に聖女の魔法を発動させることができるようなったセイは、いまだ瘴気の沼の位置が見つかっていない状態ですが、討伐に参加することになります。
討伐の最中で、セイたちはスライムの痕跡を見つけます。
なんと、『聖女の魔力は万能です』のなかでは、スライムは魔法でしか倒せない魔物でやっかいな魔物として認識とのこと。しかも、薬草の聖地で森の根っこを溶かすスライムが見つかったことで、早急な対策が必要になります。
討伐に再チャレンジ…!
王都から魔法師の派遣を依頼しますが、なんと日を置かず、すぐに到着します。
しかもメンバーは聖女候補だったアイラや師団長のユーリを含んだ一団でかなり豪華な一団です…!
どうやら、ユーリ師団長がセイがクラウスナー領に遠征に出かけることを後から知り、ついてきたようです。
あらゆる方面から頭を抱えられている気配がします…。
しかし、強力な魔法を使えるユーリ師団長が来てくれたことで、スライムが大量に発生している森に出かけることができました。
ユーリ師団長の強力な魔法は勿論、魔法を使えるホークさんも大活躍し、奥へ進んでいきます。
奥には大量の魔物が発生する瘴気の沼がありましたが、セイは聖女の魔法を発動し浄化に成功します。
クラウスナー領を後にすることになります。
ショートストーリー集は、恋愛成分多め!
実は、4巻にはショートストーリーが複数収録されています。
内容としては、バレンタインイベントや、インテリ眼鏡こと宮廷魔法師団のエアハルト・ホーク副師団長やホーク騎士団長との避暑の仕方などで、恋愛成分が多めになっています♪
コメント
なんで、この手の作家は、恋愛を複雑にしたがるんだろう?
純愛に横槍入れる奴なんて、そんなにいるか?